信用情報完全ガイド

Money Japan

JICC(日本信用情報機構)は国内最大の信用情報機関

加盟会員のうち約65%が消費者金融会社であり、消費者金融業界の約80%の会社が加盟しています。

消費者金融系の信用情報機関のイメージがありますが、CCBを吸収合併したこともあり、金融機関やクレジットカード会社、信販会社など他の業種も加盟している国内で唯一全業態を網羅する国内最大の信用情報機関となっています。

信用情報の保有件数は、4億302万件(H30.12時点)。保有件数で比較するとCICの方が多い(7億2,900件超)ですが、ほぼリアルタイムで情報更新を行っているので信用情報の正確性・最新性には定評があります。余談ですがリアルタイムの情報更新だと多重申込みもすぐにバレてしまいますね。しかも信用情報の交流システムCRINで他の信用情報機関にも情報を提供しているので逃げ道はありません。

株式会社日本信用情報機構
設立:1986年(昭和61年)6月
所在地:〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町41番地1
TEL:03-5294-7000

JICCの沿革

消費者金融系の信用情報機関として、1976年9月全国信用情報交換所連絡協議会が設立される。1980年6月に全国信用情報センター連合会へ名称変更。1983年、既存の信用情報機関に入ることができなかった外国資本の消費者金融会社がCCBを設立する。1998年、クレジットカード会社と銀行系消費者金融会社が信用情報機関テラネットを設立する。テラネットは、2009年4月全情連より事業継承を受け、日本信用情報機構(JIC)へと名称変更を行う。2009年8月、CCBを吸収合併し、略称をJICからJICCへ変更する。2010年3月貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定される。

日本信用情報機構はもともと専業の消費者金融や商工ローンが集まって設立された全国信用情報センター連合会(全情連)が元となっています。

全国信用情報センター連合会は、33の個人情報を取り扱う情報センターで構成されていて、スターネットシステムと呼ばれるネットワークで情報を共有していました。

この全情連は2009年4月にテラネットに事業譲渡をして解散します。
テラネットとは、全情連などが出資してできた機関で全情連に加盟できなかったクレジットカード会社や銀行系キャッシング会社も情報が参照できるようにと作られたものです。
このテラネットは事業譲渡を受けたときに日本信用情報機構(JIC)と名称を変更しています。

そして外国資本の消費者金融のために作られていたセントラル・クレジット・ビューロー(CCB)を同年8月に吸収合併し、現在の日本信用情報機構(JICC)へとなりました。

信用情報を確認する方法

日本信用情報機構に自分の信用情報を確認する方法として、

  • スマホを使った開示請求
  • 窓口での開示請求
  • 郵送による開示請求

携帯電話での開示請求ですがガラケーからの申込みは2017年9月に終了し、スマホでのみ受け付けています。
窓口は東京と大阪の二カ所にあります。直接出向いて確認するのも良いのではないでしょうか。